ジャパレスの求人の探し方3つ
- 【1】街頭求人
- 【2】オンライン求人
- 【3】友達の紹介
初めに、ジャパレスの仕事の探し方は上記のように色々ありますが、日本人であればジャパレスではほぼ採用してもらえます。英語をほぼ話すことができなくても、飲食店での経験がゼロでも、日本人であれば問題ありません!
【1】街頭求人で探す
店頭に求人広告が貼ってある場合は、そこに電話番号が記載されているため、電話をすぐにかけてみるか、もしくはテキストメッセージを送りましょう。その後に面接日程の調整を行い、後日面接に行く流れです。面接では履歴書の持参を指示されることがほとんどなので事前に用意しておくと良いです!日本と変わらないですね!
また、求人広告が出ていない所でも、電話してみたり履歴書を準備した上で店頭へ行き、尋ねてみる方法があります。ジャパレスは求人広告を出していない所でも人が足りていない所が多いのか、電話した次の日から仕事を貰えたという日本人の知り合いは多くいました!
大手のジャパレスは常に人を募集しているイメージです。給与やシフトの希望があえば、すぐに働き始めることができます。
【2】オンライン求人で探す
求人サイトや求人アプリは沢山ありますが、私が使いやすくて探しやすいと思ったサイトはインディード(Indeed)と日豪プレスです。インディードは簡単な履歴書をスマホで作ってすぐにアプリ経由で応募できます。日豪プレスはオーストラリアでの求人が日本語で掲載されています。検索ワードを入れなくても、求人のタブに飛べばジャパレスの求人が山ほど出てきます。日本人が求人広告を掲載しているため、安心感が強く、ジャパレス探しにはもってこいのサイトです。
【3】友達の紹介で探す
ジャパレスに限らず、語学学校に通っているときに「知人や友人の紹介で同じ店で働き始めた」という友達が沢山いました。学校など色んな場面での人との出会いは、仕事探しの面でも必須ですね!!
リアルな情報
時給
- 時給は$16(¥1,200)からスタート
- 6ヶ月目〜辞めるまでの2ヶ月間は時給$17(¥1,300)に昇給
一見、高時給に見えますがオーストラリアの最低賃金は$18.93(¥1,500)です。またカジュアルワーカーと呼ばれる、いわゆるアルバイト感覚で働くワーホリワーカーは、これに25%プラスした賃金が最低賃金として定められています。そのため、ワーホリで滞在中の私達は最低でも時給$23.66(¥1,900)受け取る権利があるのです。
ジャパレスは「キャッシュジョブ」といって、給与現金払いの所が多いため、税金や年金は給与から引かれません。そのため、労働時間×時給分の全ての金額を受け取ることができるのですが、脱税のためこれは実は違法行為なんです。
私が働いていたジャパレスは、シティーから離れた場所にあったため時給$16スタートで昇給制でしたが、シティーにある寿司屋にいくつか面接に行って時給を聞いたところ、$13〜$14(¥1,000〜¥1,100)スタートでした。日本でアルバイトをする感覚でこの数字を見ると、そこまで低い?と感じるかもしれませんが、低いんです?これが、ジャパレスがワーホリワーカーから避けられる第1の原因だと私は思います!!
私はジャパレス以外の仕事を見つけ次第、ジャパレスを辞めるつもりだったため、毎月、「来月くらいには辞めるかも、、、」という話をオーナーとしていました。しかし掛け持ちの仕事を見つけた後も時間に余裕があったため結局8ヶ月働き続けました。この曖昧な8か月間のせいで、アルバイトの中で私だけ社員と変わらないくらいの時間働き、また私が抜けると店を回せないからとバケーションもとらせてもらえなかったのですが、昇給は$1(¥80)だけでした(笑)面接時には3ヶ月働いたらそこから昇給していきます、とのことだったので、、、悔しいですね(笑)
ちなみに、シティーの寿司屋は時給$13〜$14スタートだったと前述しましたが、実際にこの寿司屋で働いていたワーホリの方々と知り合って話を聞いたところ、シフトに沢山入れるようだったり、できる仕事や仕事の覚えの速さによってはどんどん昇給してもらえる、とのことでした。中には時給$25(¥2,000)まで上げてもらえた方も?ジャパレスで長期間勤め続けたい場合であれば、どんどんシフトに入って高時給を期待できるようです。
給与
- $510(¥40,000)/1週間(6時間×5日)
オーストラリアは給与の支払いが1週間毎、または2週間毎に行われます。個人的には週払いの方が、日本のような1ヶ月単位の支払いよりもお金の管理をしやすいように思います。また私のこの1週間の給与は、社員を除いたスタッフの中では毎週トップだったそうです。しかし週に$510というのは決して十分な金額ではありません。家賃・交通費・食費・月末のガス代・電気代などでがっつり消えていきます?私を含め、アルバイトスタッフのほとんどが掛け持ちで他の仕事をしていました。
仕事内容
接客
私の勤務先のジャパレスはテイクアウトがメインのレストランで、飲食スペースは店内に4席ほどあるだけでした。そのため接客は、ほぼ、レジでの対応のみです。客層は9割以上オーストラリア人のため英語での接客が必要になります。また電話での対応も英語でこなす必要がありました。最初は戸惑うこともありましたが、接客英語が頭に入ればあとは同じことの繰り返しです。英語を話せないスタッフでも、レジでの接客は難なくできていました。
またオーストラリアでは、日本のように丁寧な言葉遣いでかたい接客をしなくても大丈夫です。英語には敬語というものが存在しないことがまず第1に関係しているのだと思いますが、お客さんとスタッフが普通に会話している感じで接客することができます。日本で飲食店やコンビニでアルバイトをしていたときは、「お客さん=神様」のような風潮があると感じることが多く、お客さんはスタッフにどんな態度をとっても許される、、という感じが私は嫌だったのですが、オーストラリアではそれを感じません。お客さんはみんなとてもフランクで、ニコニコしています。また、必ずみんなが”Thank you”と微笑んで帰っていきます。
キッチン
私はキッチンとレジ両方の作業を覚えていたのですが、キッチンがメインでした。キッチンでの作業内容は、巻き寿司を作ったり、うどん・ラーメン・カレーライスなどの簡単な料理の調理、仕込み、片付け、掃除などでした。スクールホリデーという、日本でいう長期休み期間に入ると、ランチ・ディナー時間共にとっても忙しくなるのですが、その時期以外は、雑談をしながら仕事を進めることができて楽しい時間でした。
またジャパレスでは、巻き寿司やお寿司を握る作業が必須になると思うのですが、最初は難しくても数をこなせば誰でも出来るようになります!!私も最初巻き寿司を作り始めた頃は、向いてない〜できない〜と思っていましたが気づいたらスムーズに作ることができるようになっていました。
まかない
午前中から働き始めた場合は、勤務終了後に手作りの賄いがもらえます。もちろん、賄いは無料です。私は基本午後スタートの勤務だったため、この手作りの賄いを頂いた回数はとても少ないのですが、日本の調味料で調理された日本食はいつも絶品でした。オーストラリアでは、日本人以外が経営しているジャパレスも多く、本物の日本食を見つけることが難しいときもあります。そのため、この賄いが、ちゃんとした日本食を食べられる貴重な機会でした(笑)
午後勤務の場合は、閉店時にショーケース内に余った巻き寿司が賄い代わりでした。余ったお寿司を次の日に持ち越して販売することはできないので、全て捨てるか賄い代わりにスタッフが持ち帰るかの2択なのです。最初は様々な種類の巻き寿司を食べられるのが嬉しかったのですが、2ヶ月経ったあたりから飽き始めていました。
ホームステイ期間中は、毎日ホストファミリーのために大量に持ち帰っていました。ホストファミリーは、夜ご飯後のおやつ、次の日の昼食として、喜んでくれていました。ホームステイが終わってからは、彼氏の昼食として、毎日余分に持ち帰っていました。最初は喜んでいましたが、何ヶ月も続くとさすがに、もうお寿司はやめて〜と、、、(笑)また学校に通っていた期間は、先生やクラスメイトにもしょっちゅうあげていたため、みんなには”寿司クイーン”とよばれていました(笑)
このように賄いを振舞ってもらったり、余った商品を貰えるのは食費節約になるためとっても助かりますね!!
就業時間
私は14時〜20時のシフトで月曜から金曜まで週に5日間働いていました。大手チェーンのジャパレスだと、22時まで営業しているので23時まで働けるところもあり、勤務可能時間はお店毎にバラつきがありますね。
キッチンスタッフは、(1)開店前の朝の仕込みからランチピークまでの8時〜14時シフトと、(2)ランチピーク後の仕込みから閉店後の片付けまでの14時〜20時シフトの2種類でした。一方、レジ業務が主になるホールスタッフは、(3)開店前の準備からランチピークまでの11時〜14時シフト、(4)ディナーピークから閉店までの16時〜20時シフトの2種類でした。
この4シフトの中で、どれか1つでも都合の良いシフト時間があれば、週に2〜3回の勤務でも問題無さそうでした。
働く同僚
私が働いていたジャパレスは、オーナーを含め、全員が日本人でした。最近は日本食の需要が増えているため、ジャパレスの数もそれに伴って増えてきているのですが、その中には日本人経営じゃない店舗も沢山あります。例えば韓国人オーナーが経営している場合は、ほとんどのスタッフが韓国人だったり、韓国語を話せる日本人だったりが働いていることが多いです。
私は家でも学校でも掛け持ちのバイト先でも、英語漬けの環境にいたため、私にとってはバイトの時間に日本語で雑談出来ることが少し嬉しかったです。同僚スタッフは30〜50代までが中心で、セカンドビザ取得のためにファームを経験していたり、申請までの道のりがとっても長いことで知られるパートナービザの申請を経験していたりと、参考になる話をたくさん聞くことができました。また週末に開催されるイベントや、スーパーマーケットのセール情報までもをみんなが共有していました。
英語力は伸びる?
私達はスタッフ全員が日本人でした。そのためスタッフ間ではわざわざ英語を使っていませんでした。どんなやりとりも日本語です。また日本人の友達は増えますが、ジャパレスでは他の国籍の友達は作りようがないですね、、、そして、特にキッチンスタッフの場合、英語を話す機会はほぼありませんでした。
ホールスタッフでも、決まった接客用語さえ覚えておけば接客できるほどなので、英語の練習をしたければ接客中に自分で会話を広げるしかありません。私がホールスタッフのシフトで何度か働いたときは、”I like your nail color. ”(そのネイルのデザイン素敵ですね)や、”Where did you get your top?”(その洋服はどこで買ったのですか?)などとお客さんに話しかけることはあっても、そこからダラダラと話すことはほぼなかったため、英語のスキルアップには期待できないなあとつくづく感じていました。これも、英語を話せるようになりたい!というワーホリワーカーがジャパレスを避ける要因ですね?
ジャパレスのメリット・デメリット
メリット
- すぐに雇ってもらえるため仕事探しに全く困らない!
- 賄いが美味しい!
- 余ったお寿司を貰い放題!
- 英語が話せなくても大丈夫!
- 日本人の知り合いが増える!
- 日本人から、オーストラリアのローカル情報を仕入れることができる!
- 長期間勤務し続けると高時給の可能性あり!
デメリット
- 給与が安い
- 英語のスキルアップは期待できない
- 日本人の友達が増えるため、プライベートでも日本人とつるみがちになる
こうして比べてみると、メリットも沢山ありますね!ワーホリワーカー個々が目指すものによって、ジャパレスは良い方にも悪い方にも転がると私は思います!
まとめ
ジャパレスはワーホリワーカーに避けられがちですが、こうしてまとめてみると悪いことばかりではないと私自身も改めて気づくことができたような気がします。また、私のように、ローカルの仕事とジャパレスを掛け持ちしていれば、デメリットである給与と英語のスキルアップの面はカバーできますね!
オーストラリアでは、英語をペラペラに話せる留学生であっても、ローカルの仕事を見つけるのに苦戦します。望み通りの仕事を手に入れるまではジャパレスで一生懸命働いて生活費を稼ぐのもひとつの方法ですね。また、その後も時間が合えば掛け持ちして勤務し続けることで、給与の昇給も十分に期待できますね。自分次第でジャパレスで勤務することを最大限に生かすことができると思います!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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この記事を書いたスタッフ
林 咲楽
Sakura Hayashi
高校を卒業後に2年制の外国語専門学校に入学。入学当時はなぜ入学できたのか不思議がられるほど英語を話せなかったが2年間の英語漬け生活でなんとか日常会話程度まで上達!進路が定まらないまま卒業したが、ある日突然「ワーキングホリデーに行こう」と思い立ち、リゾートバイト経由で3ヶ月間働き本気で貯金して、ワーホリでオーストラリアに来ました!
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