留学する人へのイメージ
皆さんは留学をする人に対してどのようなイメージを抱いていますか?
英語が好きな人、小さい頃から海外に興味があった人、海外旅行が好きな人、海外ドラマ・洋楽が好きな人、アクティブな人、積極的な人…このようなイメージをお持ちかもしれません。少なくとも私はそう思っていました(笑)。
では私は英語が好きで海外に興味があったのか?というと答えはNOです。逆に海外に全く興味がなく、日本を出る気持ちなんてさらさらありませんでした。(笑)日本ほど綺麗で快適な国はない=出るメリットはないという思考だったからです。
さらに進学した大学の学部もグローバルからは程遠い学部で、英語の授業は2年で終了。もちろん留学制度も整っていませんでした。
まだ3~4年前の話です。それでは、なぜそんな海外の「か」の字もなかった私が留学を決めたのか、お話ししますね。
就職活動への焦りが全ての始まりだった!
大学2年の時にたまたま受けた、仕事に関する講義がきっかけで初めて自分の就職について考えました。
しかしそれまで学生生活をただ楽しんでいただけだった私。部活にも入らず、資格といえば運転免許のみ。メンタルは豆腐。このままでは就職できない!と焦ったわけです。
それからというもの何かにとりつかれたかのように大学の休み時間、通学中、帰りの電車内など、時間があれば就職に強そうな資格を手当たり次第調べました。(笑)
この時は本当に英語に関わりたくなかったのでなんとか英語以外で見つけようとそれはもう調べまくりましたね。
大学卒業後留学という決断
そんな感じで毎日毎日留学について調べ続けましたが、調べれば調べるほど英語の強さを認めざるを得ませんでした。当時東京オリンピックの開催はすでに分かっていましたし、地元大阪での万博開催の可能性も注目されていました。これから英語の必要がさらに高まることは目に見えていました。
また、年功序列が一般的な日本企業より成果主義の外資系企業の社風が自分に合っているのではないかとも思い始めました。外資系企業に就職するためにはまず何が必要か?簡単です。英語です。
英語、英語、英語…
就職のため必要なことは何か。私が行きついた答えは英語の習得でした。英語を習得し、グローバルに活躍したい。海外に全く興味のなかった私の考えはあっという間に180°変わりました。
すぐにでも海外に留学し英語を学びたいくらいでしたが学部柄、休学するしか方法がなく、帰ってから日本語漬けになるのでは意味がないと考えたため卒業後に留学することを決めました。
卒業後に留学するということは、日本企業の就活で重要視される新卒ブランドを捨てるということです。また、周りの同期みんなが就活で忙しくなる中自分だけ異なる状況に置かれるということです。はっきり言って勇気のいる決断でした。自分の将来に関わる決断だからです。
大学卒業後の留学は不利だとは思わない
留学というと卒業後留学より休学留学や交換留学の方がよく聞くと思います。在学中の留学は、留学の経験を武器に新卒で就活できることが大きなメリットでしょう。
それならやはり卒業後に留学することは不利なのでしょうか?私はそうは思いません!
英語の習得はもちろん留学中に得る様々な経験は新卒ブランド以上に価値のあるものだと思うからです。こちらに来てまだ1ヵ月ですが、すでにたくさんの出会いがあり毎日が新鮮です。一人一人が異なるバックヤードを持っていて留学に来た理由も十人十色です。留学を通して出会った人と会話するだけでも視野が広がります。海外で過ごす毎日が日本では経験できないことだらけなのです。
新卒とか、年齢とか、学歴とか、そんなもの海外では関係ありません。(笑)1年2年遅れの就活が上手くいくかどうかの心配なんていったんよそに置いておきましょ。自分が留学したいかどうか、それに尽きると私は思います。
しかし、いざ留学を決めてもただ留学すればいいというわけではありません。限られた期間内でできるだけ多くの経験をし、視野を広げることに意味があります。
留学前の準備は自分のプランを立てること
そのためには留学前から自分のプランを立てることが必要です。貴重な時間を無駄にしないために自分が何のために留学するのか、留学中にどんな経験をしたいか、その経験をどのように将来に生かしたいか、などをあらかじめ考えておきます。この1ヶ月、本当にあっという間でした。計画を立てないと何も得られないまま帰国・・・なんてことになりかねません。
と、ここまで偉そうに語っていますが
そんな私、こちらの生活が楽しすぎてだいぶ遊んでしまったので、これからの時間無駄にしないようこの記事をきっかけに気を引き締めようと思います…(笑)。
まとめ
いかがでしたか?今回は私の留学の決断に至るまでの経緯を書かせていただきました。長々と語ったにもかかわらずここまで読んでいただきありがとうございました。
私自身まさか自分に限って海外生活を送ることになるなんて思ってもいませんでした。そしてこんなにもなじむとは思いませんでした。(笑)人生、わからないものです。
現在留学中の私が一番言いたいことは留学したいと思ったらするべき、です。大学を卒業したら就活なんてルールは存在しません。留学が頭にチラついたら、とりあえず海外に出てみませんか?
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この記事を書いたスタッフ
谷村 愛
Ai Tanimura
海外には特に興味無く外国語とは無縁の学生生活を送っていたが、大学2年の時に受けた仕事に関する講義がきっかけで英語の必要性を強く確信する。仕事の幅や視野を広げてくれる英語に興味を持ちはじめ、大学卒業後は就職ではなく留学することを決意。今月末、オーストラリア・ケアンズへ現在留学中。
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