【退職留学】社会人になってから留学を考えた理由(社会人の時の生活)
社会人の時には、“ただ仕事をしている”という表現がぴったりの生活を送っていました。特にやりたいことも目標もなく、仕事に行き、帰ってきては寝る。休みの日はダラダラして終わり。というものでした。それがいけないことだとは思いませんが、僕はとても人生を損しているなと感じていました。
人に誇れるものが一つもなく、このままこの生活をしていていいものか?という疑問を毎日考えながら生活していました。しかし、仕事、友達、結婚等を考えると、“環境を変える”ということに恐怖を感じ、一歩踏み出す勇気がなかったのもまた事実です。
【退職留学】なぜ留学という選択になったのか
Long exposure pier. Color tone tuned
退職留学に至ったのにはいくつかの理由がありました。
一つ目:知り合いがワーホリに行ったこと
僕よりもかなり若い子でしたが、ワーホリに行ったその決断力を素直にすごいなと感じました。
そこで、海外に出るという選択肢もありかも…?と思い始め、ワーホリのことなども調べだしました。今思えば、英語が全くできないのに、よくワーホリという発想ができたなと思います(笑)しかし、その知り合いの存在がなかったら今退職留学している僕はいなかったかもしれません。
二つ目:アメリカ人の友達ができたこと
僕の地元の近くにはアメリカ空軍の基地があり、アメリカ人と触れ合える場や機会が多くありました。そこで、友達から紹介してもらい仲良くなったアメリカ人が僕に英語を話したい!と思わせてくれた人でした。この時、僕は英語なんて全然勉強していませんでしたので、聞き取れない、しゃべれないで…感覚で遊んでいました。しかし、クリスマス、サンクスギビング、ハロウィーンなど事あるごとにパーティーに招待してくれ、すごくよくしてくれていました。そんな時に自分の気持ちをスラスラも言えないもどかしさや、悔しさなどが英語を勉強しよう!退職留学して海外に飛び出そう!という考え・勇気を与えてくれました。
三つ目:憧れがあった
小さいころからの漠然とした憧れ「海外に行きたい・住みたい」というものです(笑)26歳まで海外経験が全くなかったので、これも立派な理由になりました^^;話が少しずれてしまいますが、僕はオーストラリアに来てから知り合いの日本人に「退職してワーホリに来ている人のことが嫌い」と言われたことがあります。 その知り合い曰く、「逃げている」ということらしいです。
しかし、僕はそれが悪いことではないと思います。正直、自分でお金をためて退職留学に来ていて何が悪い!と思いました(笑)たしかに、立派な理由を持っている方は素晴らしいと思います。ですが、結局“理由”は“理由”です。その後にどういった決断をするのか、どう努力をするのかということがとても重要だと思います。どんな理由であれ、「やってみたい」「気になること」には挑戦してみるべきだと思います。
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【退職留学】退職して留学することへの不安
退職留学については、本当にたくさん…というか不安しかないと思います。お金の面、友達、恋人、家族、もちろん帰国後のこと…など不安は尽きないですよね。僕も退職して留学することに対し本当にたくさんのことに悩み、相談し、自分の中で噛み砕いてきました。僕のように“ギリホリ”と言われる年代の方は特に退職など「環境を変える」ということが悩みの種だと思います。この歳で海外生活。退職して留学に行って何が得られるのか?
留学から帰ってきてどうするのか?
僕が出した答えが、とにかく細かく一つずつ考えていくということです!年齢を理由にワーホリを諦められるかYES or NO、何が得られるのか? 行ってみなきゃわからない、帰ってきてからどうするのか? 大まかな流れを決めておく。でも正直わからないよね!等、時間をかけられるだけ考えました。そして、最終的には考えてもわからないことは考えない!ということに行き着きました(笑)
何とかなるだろう精神。僕の長所でもあり、短所でもあります^^;ワーホリに行かなかった後悔より、行った後悔の方が良いと思いましたし、マイナスはないだろうと思いました。そして、「あの時ワーホリに行かなかったから」とワーホリのことを言い訳にしたくなかった。というのが大きかったです。簡単に言ってしまえば、退職して留学に行くのか・行かないのかの二択です。もし行ける環境にあるのなら、僕は退職してでも行ってみるという手もあると思います。僕は悩んでいたことに対して出した答えは間違っていなかったと思います。僕がとてもシンプルな性格の為、参考にならなかったらごめんなさい^^;退職するにしてもしないにしても人生設計すること、備えることはとても重要だと思いますよ!!!
【退職留学】いざ退職!その時の心境と周囲の反応
何故退職してまで、慣れない土地、英語圏で生活するのか?退職して留学することに何の意味があるのか。たくさんのことを言われました。両親はもちろんのこと友達にも!正直あまり関係のない人にも言われムッとしたのを覚えています。自分で悩んで、悩んで出した退職留学という答えに理解を示されないことがこんなに傷つくものかと思いました。しかし、これが社会の目というか退職留学に対する一般的な反応なのかなとも思いました。
会社の人たちは逆に「すごい」「退職留学なんて思っていてもなかなか行動にうつすことはできない、頑張れ」と応援してくれました。この時に自分の中で退職留学をすると決断したことを認めてくれたり、応援してくれる人だけ信じて、頑張っていこうと思いました。僕は自分が出した答えならば、突き進めばいいとは思いますが、もし悩んでいる人がいるのであれば、退職留学に対しての世間の目は冷たいことを覚悟しておく必要があるかもしれません。でも、それを理由に退職留学を諦めたりくじけたりしないでほしいと思います。
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【退職留学】下調べしたこと(ワーキングホリデーについて)
まず退職留学に行く前にワーキングホリデーに関しての知識が全くなかったので、そこから調べ始めました。年齢、ビザ、どこの国に行けるのか…等。経験者に話を聞いたり、ワーホリ準備している友達にいろいろ聞いたりしました。Diveさんに相談する前、いろいろなところに相談したり、説明会に参加したりもしました!
調べているときは本当にワクワクしました。こんな国で生活できるんだ、どのくらい英語が上達するのだろうと…。先ほども書きましたが、僕の年齢だとギリホリと呼ばれる、年齢がギリギリのワーキングホリデーになります。なので、決められた期間、どれだけ充実させられるのかということを考えました。そして、オーストラリアは当時最長2年(現在は3年間)行けるというところに惹かれ、国はオーストラリアに決めました。
1年でも多く海外生活をしたかったんです(笑)そのほか、友達がオーストラリアワーホリしていたこともあり、リアルな情報が手に入りやすいことが大きな決め手でした。語学学校に関しては、この時点ではよく考えていませんでした。正直、ワーホリの知識が少なすぎてそこまで気が回らなかったです。
【退職留学】留学前に準備したこと(事前学習)
これは絶対に必要だと思います。英語力の上達が目標の人でも、そうでない人でも。正直言うと、英語が全く話せなくても生活はできます。日本人同士でかたまればいいです。仕事も選ばなければ、たくさんあります。日本食レストランや皿洗いの仕事をすればいいです。ですが、せっかく留学に来て何の為に一度きりのワーキングホリデーを使うのかということを考えてほしいと思います。
日本にいるときと同じことをしてまったく意味がないわけではないと思いますが、僕はとてももったいないと思います。一単語知っているだけで、話が少し理解できます。話が広がります。そこから友達ができるかもしれません。限界があるかもしれませんし、人によっては躓く、自信を無くすかもしれません。でも、海外に出たらもっと大変なことが待っています。たくさん傷つくこともあると思います。事前学習はやって損はないので、ぜひとも事前学習には大いに時間を割いていただきたいなと思います。
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【退職留学】その他事前準備したこと
必要不可欠なビザの申請や携帯電話のことを調べました。その他、日本の住民票を抜くのか抜かないのか。年金の支払いはどうするのか等を調べました。
ワーキングホリデービザ
担当者の方に詳しく教えてもらい自分で申請しました。最初わからないことも多かったし、本当にできているのか不安でしたが、申請から5分後には許可が下りていたり、終わってみればそんなに大変なことではなかったので勉強の為自分でやってみるのもありだと思います。
携帯電話
以前、渡航先(僕の場合オーストラリア)で携帯電話はどうするのか?という記事も書かせていただきましたが、多彩な選択肢があるので、調べて自分に合った方法を見つけていただくのがベストだと思います。
住民票
結果から言うとぼくは、「海外転出届」というものを出し、日本の住人票を抜きました。これにより、住民税や年金等の支払い義務がなくなります。僕は、フィリピンからオーストラリアへ渡航したので、2年弱日本にいないのに支払うことが負担になると考えたからです!ただし、住民票を抜くことにより、「国民保険」も解除になるので、一時帰国の際など病院にかかった場合、全額負担となったり、年金の空白期間があるので、将来貰える額が変動する等のデメリットもあります。この辺りも、自分で詳しく調べる必要があると思います。住民票を抜くという作業自体は非常に簡単なものでした。
【退職留学】リゾートバイト(ZEROから留学)
最も大切なもの「お金」です(笑)僕も留学必要額を貯める為に、Global Diveの姉妹サービス「アプリリゾート」を使い、2か所でリゾートバイトをしました。僕の経験から言わせていただくと、お金があってもなくてもリゾートバイトという経験は良い意味でも悪い意味でも価値があるものだと思います。
家賃、光熱費が無料、また食事がちゃんと出るところでは大きく食費も浮かすことができるので、お給料まるまる貯金に回すことができます。
僕がやったリゾバイ、一つ目が箱根の外国人旅行客の利用が多いホテルでのフロント業務を3か月間。一言でいうと大変でしたが、本当に楽しかった!毎日勉強で、ネイティブの従業員、お客さんと毎日英語に触れられることであっという間に3か月が過ぎました。二つ目が熱海での会員制ホテルでのバイキングレストラン業務を6か月間。こちらでは全く英語を使うことがありませんでしたが、会員制ホテルということもあり、礼儀作法等を学ぶことができました。
僕は当初、フィリピンに行く予定はありませんでした。
しかし、一つ目のリゾートバイトで知り合った女の子がフィリピン留学を経験していて、その良さを教えてくれました。その子の英語が流暢だったのも、フィリピン留学に惹かれた一つの要因でもありました。そこで、担当者の方に相談したところもう少し日本でリゾバイをしてお金を貯めようということになり、2つ目のリゾートバイトを紹介していただきました。また
同時に「ZEROから留学」という制度も利用し、無料のDMM英会話等、英語に触れられる環境を与えていただきました。僕は
リゾートバイトにはデメリットがないんじゃないか?とさえ思います。
お金は貯められるし、いい経験、スキルアップができる。場所を選べば、英語の環境も整えられる、同志の仲間もできるので本当にお勧めです!!!!
【退職留学】退職留学をしたことで変わったこと
正直、退職する数週間前は職場を離れる寂しさもありましたが、わくわく感の方が勝っていました。と、同時に急な不安に襲われることもありました。「しっかりしなきゃ」「せっかく行くのだから」と意気込む一方、「何かあったらどうしよう」「本当に大丈夫かな?」と弱気になることもありました。
しかし、そこで退職留学を辞めるわけにもいかず、“しっかりとやって、実のあるワーホリにしよう!”と意気込んだのを今でも思い出します。世間的に見れば、この歳で退職し日本を出ることはマイナスなことなのかもしれません。ですが、世間的というものに沿って生きて、やりたいことをやらないことに満足できますか?
ほかの人が何を言おうと、最後に決断して、歩んでいくのは自分です。なら後悔しない方法を選びたいと僕は思います。もともと楽観的でしたが、退職留学ということを目指し、実行してからはもっと楽観的になったと感じます(笑)
日本で頑張っている人、友達とか本当にすごいと思います。それもその人の選んだ道です。僕はちょっとみんなと違っただけで、僕は僕の人生をのんびり、ゆとりをもって歩んでいきたいなと思います。
【退職留学】まとめ
いかかでしたでしょうか?
退職留学を希望している人に向けて書いてみましたが、少しでも参考になれば幸いです。ワーホリというと、とても大きな決断です。ワーホリに行く決断をしても、行かない決断をしてもその過程が大事です。やらないことはわからない、やってみなきゃわからない。だから一歩踏み出してみることも大切だと思います。僕がとにかく言いたいことは退職してでも留学することを「諦めないでほしい」ということです。僕もたくさん悩んだし、怖かったことなんかもありましたから、悩んでいる期間がどれだけ苦しいかわかります。不安は尽きません。
もし周りの目を気にしているのであればそれはもったいないことだと思います。
先ほども書きましたが、あなたの人生です。他人は所詮他人です。老いたときに“良い人生だった”と思えれば僕はいいと思います。Take It Easy!!!!
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この記事を書いたスタッフ
佐藤 陽輔
Yosuke Sato
英語は全く話せなかったが、就職後にアメリカ人の友達ができたことがきっかけで海外、英語に興味を持つ。「一度きりの人生、後悔したくない」という想いで一歩踏み出し、26歳で仕事を辞め、リゾートバイトを経て、ZEROから留学を利用し Global Dive でフィリピンに留学中。今後はオーストラリア・ブリスベンへワーキングホリデーで渡豪予定。食べることと旅行が好き。たくさんの人に出会い、パワーをもらい、それをまた他の人に伝えたい。そんな気持ちを常に持ちつつ、海外生活をパワフルに楽しんでいる。
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