【退職留学】社会人になってから退職留学を考えた理由
当時の社会人のときの自分はどんな生活をしていたか
私の場合、数年前から留学をしようと決めていました。高校を卒業して、会社に入社してはみましたが、自分が本当にやりたい仕事なのか疑問でした。でも、何がしたいのか漠然としていたことと、周囲の「退職しないほうがいい」という言葉もあって、本当にやりたいことが見つかるまで、ひとまず会社は続けることにしました。そして、自分の人生の中で何をやりたいかを考えました。その中の一つに、「留学」がありました。
退職留学という選択になった理由
私は、24歳の時に一人でイギリスに一週間ほど旅行へ行きました。その時は、特に英語を勉強しているわけでもありませんでしたが、ただロンドンの街を見てみたいという気持ちで、海外旅行経験豊富な従姉妹や友人から海外旅行に行くための情報を集めて行きました。出発が近づくにつれて楽しみな気持ちも増えましたが、一人で言葉も通じない、全く行ったことのない場所へ行くことに恐怖も感じていました。でも行ってみると、色々な発見があって、すごく刺激的な経験になり、この旅を通じて、悔しい思いをすることも多かったので、「もっと英語が理解できたら」と、強く思うようになりました。そして将来英語が堪能になったらイギリスだけでなく色々な国をもっと旅してみたいと思い、それにはワーキングホリデーか語学留学か大学への留学がいいんじゃないかな…と漠然と考えていました。
しかし、その後留学について色々と情報を集めていくうちに、留学にはお金が必要だという現実に突き当たり、会社を続けながら、しばらく貯金を続けました。会社に勤めながら、近所の英語教室に通い、先生に相談に乗ってもらい、考えた末にまずは短期留学で語学学校へ行くことに決めました。
その頃、ちょうどマルタ共和国への留学が少しずつ人気が出ている、という情報を得て、マルタに決めました。イギリスの語学学校よりも料金が安かったことと、世界遺産に指定された綺麗な街並みや、教会が沢山ある、というところも魅力的でした。そして、何よりヨーロッパ圏にあるので、ヨーロッパ各国への旅行もすぐに行けてしまう、というところも良かったです。マルタ留学の帰りには、イギリスに旅行で寄っていく予定もあらかじめ立てていきました。
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【退職留学】退職して留学することへの不安
退職して留学に行くことについて、周囲に実際に自分のお金で留学に行った人がいなかったため、本当にお金は足りるのか、12年も続けた会社を退職し無職になって、今後いい仕事に就くことができるのか、留学に行ってからも治安はどうなのか、どんな人と一緒のアパートになるのか、食べ物は大丈夫なのか…退職留学することについて本当に色々考えすぎて、食欲が無くなったこともありました。でも、留学は自分がやってみたかったことでしたし、職場のおじさんが「大丈夫だよ」と励まして応援してくれたり、私の家族もなんだかんだで応援もしてくれたので、退職して留学に行くことができたと思っています。
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【退職留学】いざ退職!その時の気持ち
家族の反応は、退職すること・留学に行くことに対するネガティブな発言も時にはありました。でもその分、沢山応援もしてくれました。語学留学に行くので退職する、と言ったときも、恐らく私がこれまで留学に対して努力してきたり計画してきたことを知っていて、すぐに了承してくれました。なので、私も退職し留学することに不安になることはありましたが、逆にポジティブに考えて自分に言い聞かせてもいました。
会社は、12年も続けてきた仕事だったため、退職したらこの人たちに会えなくなるのかと思うと、名残惜しい気持ちも多かったです。仕事の引き継ぎ期間が短かったので、私の担当していた分の仕事をどうやって少ないメンバーでやり繰りしていくか、後に残された人たちは本当に大変そうでした。なので、私もとても申し訳ない気持ちでした。でも「一度きりの人生だから、楽しんで行ってきてね」と、応援してくれたので、私も精一杯がんばろう、と思いました。
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【退職留学】国や学校の選び方
下調べしたこと
まずは、語学留学・海外大学留学・ワーキングホリデーのうちでどれにしようかと考えて、イギリスの中で自分にも行けそうな学校はないかひたすら調べていましたが、イギリス国内の全ての学校が、思っていたよりも高かったことと、大学や専門学校に行くとしても、自分の英語スキルが低いので、もし行くとしてもその前にもっと英語を勉強しないと行けない、という問題がありました。ワーキングホリデーに関しても、英語教室の先生に相談してみましたが、働く前にもっと英語ができるようにならないと、日本食レストランぐらいでしか働けないかもしれない、ということを聞いて、イギリスにこだわらずに、自分のお金で安心して行ける語学学校にしようと決めました。
希望条件(国・学校)
イギリスの語学学校に1番行きたいと思いましたが、やはり他国に比べて料金が高いイメージでした。なので、イギリスより料金が安い国、というのが条件の一つでした。3ヶ月留学に行くとなると、いつか犯罪に巻き込まれたりするのではないか、と不安だったので、治安が良い国であることも重要でした。マルタ共和国は、私にとってはとても治安が良かったと思います。さらに、やはり行ってみたいところがある国、というのにも重点を置きました。マルタは、「青の洞門」という、イタリアで有名な青の洞窟に似たところがあったり、シチリア島にもすぐ行けたり、古くて美しい教会が沢山ある、といったところに惹かれました。もちろん、ヨーロッパで行ってみたい国が多かったので、ヨーロッパ各国にも飛行機ですぐ行けるところも良いと思いました。
語学学校選びに関しては、治安が良くて、年齢層も若すぎず、クラスの上限人数が少なめのところを選びました。
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【退職留学】留学前に準備したこと
事前学習の内容
英語の学習は、マルタに留学する2年ほど前からはじめました。まだマルタの語学学校という選択肢に絞っていなかった頃、イギリスの大学や専門学校に行くことも考えていたことがあったので、IELTSという試験のための勉強をしたり、実際に日本で受けたりもしました。リスニング、リーディング、ライティング、スピーキングの各試験があり難しかったですが、とても勉強になったと思います。あとは、英語教室で個人レッスンを月2、3回と、オンライン英会話をやったりもしました。
その他の事前準備
海外に長期で行ったことがなかったことと、一人暮らし経験がなかったので、とにかく向こうでの生活が不安でした。インターネットで、マルタに行ったことがある人が書いたブログを色々読んで、留学で何が必要か、携帯電話はどうするか、日本食はすぐに手に入るのか、等々色々調べました。実家に住んでいると、料理は母に任せきりで、作り方もあまりよくわからないので、料理の練習もして行きました。
クレジットカードも、現地で外貨を引き落とせたり、外貨利用手数料が無料だったりするものを作って行きました。あとは、心配性なので、よくお寺や神社にお参りして行きました。お札も持って行きました。語学留学終了後にイギリスに行くことも決めていたので、イギリスのどこに行こうか決めるのがとても楽しかったことを思い出します。まずは語学留学を成功させるのが前提ですが。
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【退職留学】退職留学をしたことで変わったこと
退職留学前は本当に不安だらけでしたが、いざ行ってみると、良かった経験も悪かった経験も含めて、色々な人や文化に出会えて、とても良い経験になったと思います。日本人の友達も出来て、日本で再会もしました。自分が選んで行った先で出会った人たちなので、なんというか、気の合う人ばかりだなと感じています。シェアアパートが一緒だったスペイン人の女性の家にも、留学中に遊びに行きました。スペインというとサグラダファミリアのような観光地を思い浮かべますが、そうした有名なところにはない、ゆったりとしたローカルな雰囲気を味わわせてもらい、かけがえのない時間だったなとしみじみ感じます。すごくおもてなしが丁寧で、暖かくて、私ももし彼女が日本に来たらこんな風にもてなしてあげたい、と思いました。
あとは、留学以前は緊張するので人と目を合わせるのが得意ではありませんでしたが、人とコミュニケーションをとる時には、目を合わせるというのは大切だな、と感じましたね。自分の意見をしっかり言えるようにもなりたいと思いました。
過度に色々心配しすぎず、勇気を持って挑戦する姿勢が大切だなと思いました。会社を退職して、留学してみて良かった、と思っています。
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まとめ
年齢や結婚で留学を諦めている人は多いように感じますが、今回退職してマルタに行ってみると、10代から60歳を超えた方々まで、色々な年齢・国々の人が英語を学びに来ていました。英語を勉強するのに、年齢や結婚は関係ないのだと感じました。
退職して留学をすることについても、今後の生活について色々心配になることも多くあると思いますが、退職して留学に行ってみると私の場合は意外と大丈夫で驚きました。
一度しかない人生なので、まずは自分を信じて,短期でもいいので社会人留学をしてみることをお勧めします。
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この記事を書いたスタッフ
林 宏美
Hiromi Hayashi
会社に勤めながら英語を2年程勉強し、会社を退職後、マルタ共和国に3ヶ月間語学留学しました。その中で、30歳の自分でもワーキングホリデーに行けると知り、帰国後、イギリスのワーキングホリデーに応募するも、落選。カナダのビザを取得し、ビクトリアとトロントへ行くことになりました。
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